★★ 02/08 馬渕英俚可に妹萌え。イプセンの私小説っぽくて女性の描かれ方がちょっとあんまりな感じ。 (手塚)
(2009.2.9追記) 英語版の
Wikipediaを見たら、ちょうど今の時期にロンドンのNational Theatre でも1950年代のイギリスを舞台に翻案した
"Mrs Affleck"という舞台がかかってるそうです。
Project Gutenbergの英訳
(2009.2.9追記2) 小林秀雄が「ヘッダ・ガブラー」の舞台の印象を述べた短い文章(新潮文庫「作家の顔」所収)を読みました。「小さいアイヨルフ」については少ししか触れられてませんが、イプセンの「人形の家」以来の晩年の作品が「人民の敵」以外はすべて「怪談」めいていると印象を述べているのを読んで、なるほどと思いました。この「ちっちゃなエイヨルフ」の主人公夫妻も、やはり鼠ばあさんの語る海の底、「真っ暗で静かで、誰ももう追っかけてきたり、邪険にしたりしない(中略)自分たちの居場所」、得体の知れない「生の力」に恐れながらも吸い寄せられる「エイヨルフ」なのだと思います。